交通事故 自覚症状がなくても病院に行くべき理由

“交通事故に遭った直後に自覚症状がなく、自分では全く何ともないと感じていても、身体に大きな損傷を負っている場合があります。
交通事故後は必ず病院に行って医師の診断を受けるべきです。病院に行かずに後から症状が出てきた場合は、その後の損害賠償でトラブルになることもあります。
この記事では、事故後すぐに病院に行かなくてはならない理由、怪我をしていた場合の対応、について解説していきます。

◆事故後すぐに病院に行かなくてはならない理由

交通事故の負傷だと証明するには損害賠償請求を行うためには医師の診断書が必須になります。
ですが、軽い負傷だった場合時間が経ってしまうと、交通事故によるものかどうかの判断がつかなくなり、医師に交通事故による負傷であるという診断書を書いてもらうことが難しくなることがあります。
その為、交通事故に遭った時はすぐに病院へ行く必要があるのです。

また、交通事故の直後は突然のアクシデントに遭遇したことで興奮状態にあることが多く、打撲や捻挫、骨折していても、事故直後の興奮状態では痛みを感じない場合がありますので、事故直後なにもないから病院に行かない。というのは絶対にやめましょう。

また、病院で医師の診断書がなかった場合、交通事故の種類が物損事故となり、損害賠償で請求できる額が減ったり、慰謝料に関しては請求する事が出来なくなってしまったりします。

◆怪我をしていた場合の対応

事故後に病院で診察を受けて、事故による怪我や障害が認められた場合、医師に診断書を作成してもらいましょう。
診察費の領収書等は、後で賠償金の請求の際に必要となりますので必ず残しておきます。

医師から診断書をもらったら、警察に行き人身事故で届けを出します。人身事故で届けを出す事で、交通事故の捜査が入り実況見分調書を作成してくれるので、過失割合を決める時の証拠を作る事ができます。

◆もしも何日かしてから症状が出てきたら

交通事故が発生した時に、人身事故なのに物損事故として届け出てしまう方は多い為、事故発生後、1週間〜10日以内でしたら、警察でも人身事故への切り替え申請を認めています。
ですから、1週間〜10以内に症状が出た場合は速やかに病院へ行き、事故による怪我と診断書を作成してもらい、警察に人身事故への切り替え手続きをしに行きましょう。

◆示談後に後遺障害が出た場合は

原則として示談をしたら、示談書にまとめた内容に加えて、追加で損害賠償を求めることはできません。
ただし、過去の判例に示談を結んだ時点で予想できなかった症状について、後遺障害が認められたケースもありますので、被害者の方は示談書に、後遺障害が現れたときには、この示談内容とは別途、話合いをする。と一文を入れておくといいでしょう。
特に、交通事故により大きなダメージを受けた方にとっては、万一の事態への備えとなります。

◆まとめ

交通事故の後は必ず病院に行きましょう。
交通事故の直後は、気が動転して正確な判断ができない場合があります。弁護士特約が保険についてる場合は弁護士費用も賄えますので、速やかに弁護士に相談することをお勧めします。”